今までの様に、女房も気持ちいいだろうかと気を使うこと無く、何もしないで、ただ横になっていてしてもらうのは意外と楽で、気に入ってしまった俺は毎晩のようにさせたが、女房も自分の指だけでは寂しいだろうと、優しい俺はローターを与えてやった。
すると女房は俺に奉仕している間に、自分も何度か逝くようになったが、やはり最後の締めは俺に跨ってきて、オマンコをオチンチンに擦り付けながら激しく腰を使う。
そんな女房に変化があったのは、それから一ヶ月ほど経った頃だった。
「今日はローターを使わないのか?」
「今日はいいの。毎回私も気持ち良くなっていては償いにならないから。一生懸命するから、今日はあなただけ気持ち良くなって」
おかしい。
女房に限って、我慢出来るはずが無い。
そう言えば、今日は馬鹿親が息子を遊園地に連れて行って、昼間は女房一人だった。
息子がいなかったので、羽目を外してオナニーをし過ぎたのか?
まさか、またハゲ親父と?
いや、昼間2回電話を入れたが、2回とも女房は出た。
それに会う約束をしようと思っても携帯は取り上げてあるし、パソコンも使えないようにした。
電話も履歴をとると脅してあるから、連絡のとりようがない。
いや待てよ。
買い物途中に公衆電話を使えば。
少し不安になった俺は、前回浮気した時には新しい下着を買ってきていたのを思い出し、次の休みに女房が買い物に行くのを待って調べると、見た事もないヒモパンが数枚出てきた。
それも子供部屋の箪笥から。
温泉に行った日は、確か黒いヒモパンを穿いていた。
これはハゲ親父のために買ったに違いない。
きっとハゲ親父は、異常にヒモパンが好きなんだ。
そしてその下には消印のない、以前女房が勤めていた会社の封筒が。
それにしても、メールもそうだったが何故こんな物を残しておきたがる?
(紀子と再会して、久し振りに紀子を抱いて分かったが、やはり私は紀子と離れられない。ご主人には悪いが、この感情をどうにも抑えられない。今後はこの携帯でメールして欲しい。紀子が嫌なら私宛で会社に送り返してくれ。紀子に触れたい。紀子が欲しい。)
携帯を送ってきていて、俺が取り上げている他にもう一台持っている?
卑怯な。
携帯は一人一台だと法律で決めろ。
この調子だと、おそらくメールは消さずに保存してあるだろうから、何としても携帯が見たい。
また抱かれたのか?
それともこれから抱かれるのか?
どうか送り返していてくれ。
スーパーから帰って来た、女房の持っているバッグが気になる。
手紙の事を言って強引に取り上げて調べても良いが、もしも他の所に隠してあった場合、送り返したと嘘をつかれそうだ。
眠れない俺は夜中にベッドを抜け出して、女房のバッグの中は勿論のこと、家中探し回ったが出てこない。
送り返してくれたのか?
それなら何故ヒモパンが。
こんな気持ちで女房とやっていけるだろうか。
しかし息子だけは手放したくない。
偉そうな事を言っていたが息子には母親が必要で、幼い息子を俺が育てるのは無理だろう。
女房と離婚すると言う事は、息子まで手放す事になるかも知れない。
いや、正直になろう。
息子に託けているが、俺は女房も手放したくない。
息子には母親が必要だが、俺にも女房が必要なのだ。
息子の寝顔を見ると涙が溢れて力が抜け、眠っている息子の足元に両手をついてしまった。
すると左手に硬い物が当たる。
こんな所に。
(受け取ってくれてありがとう。あれからご主人とはどうだ?私の紀子がご主人に抱かれていると思うと苦しい)
(主人には抱かれていません。以前部長に教えられたおフェラや素股で、主人を満足させるだけで抱いてはくれません。私とは一生セックスしないと)
(それでいいのか?それで紀子は我慢出来るのか?目を閉じて想像してごらん。温かいチンポが中に入ってきて、オマンコが押し広げられる感覚を。会おう。私が可哀想な紀子のオマンコを、押し広げて慰めてあげるから)
(それは無理です。私はこの暮らしを捨てたくない)
(このまま一生我慢して暮らすのか?我慢していてはいつか壊れる。どこかで息抜きをしないと)
(昼間何回か主人が電話を掛けてくるし、息子の優もいるから会うのは無理です)
(本当にそれで良いのか?もう一度目を閉じて想像してごらん。嫌というほど嬲られてヌルヌルになったオマンコに、硬く反り返ったチンポがヌルッと入ってくる感触を)
女房は負けた。
ヌルッと入ってくる感触に負けた。
そして息子を遊園地に連れて行って欲しいと両親に頼み、事もあろうに自宅にハゲ親父を迎え入れる。
電話を掛けた時、女房が電話に出られたはずだ。
(久し振りのチンポはどうだった?聞くまでもないか。長い付き合いだが、あんなに乱れた紀子は初めて見た)
(恥ずかしいから言わないで)
(今度は来週の火曜日でどうだ?子供はまたご両親に預かってもらえ)
(もう無理です。こんな事は終わりにしたいの。今の生活を壊したくない。これ以上主人に嫌われたくない)
良くぞ言った。
まだ夫婦を続けられるチャンスはあるぞ。
(私が愛しているのは紀子だけで、妻には愛情は無い。しかし愛情はなくても情はあるから、私も妻を捨てられない。ご主人と別れて私の所に来いとは言えないから強制は出来ないが、紀子は一生セックス無しで我慢出来るのか?ご主人にはセックスどころか、触ってももらえないのだろ?時々会って、その部分は私で解消した方が、夫婦も上手くいくのではないのか?私と会えば嫌と言うほど触ってやるぞ。溢れたお汁を全て吸ってやるぞ。散々嬲られてグッショリ濡れたオマンコに、チンポがヌルッと入って来た感触はどうだった?)
(来週で最後にして下さい)
女房はまた負けた。
ヌルッと入ってくる感触にまた負けた。
『続・来週も女房が浮気します』
どうしてくれよう。
俺は女房を叩き起こそうと思ったが、その時何処からともなく声が聞こえた。
紀子の全てを知りたくないのか?
紀子がどのようにハゲ親父に抱かれて、どのような反応を示すのか知りたくないのか?
おまえだけしか知らない女房が、初めて他の男に抱かれるのなら話は別だが、
ハゲ親父には109回も抱かれているのだぞ。
煩悩の数すらも上回っているのだぞ。
その声を聞いて、俺は全てを知りたいと思った。
見掛けは派手だが本当は優しい女で、俺はそんな女房を愛しているから。
セックスには貪欲で俺を裏切ったが、それ以外は凄く真面目で、俺はそんな女房を愛しているから。
俺の知らない女房の全てを知りたいと思った。



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